コミュニケーションの基本に目を向ける

■集団の中で必要なのは基本的なルールを守ること

集団で子供が生活をしていると、子供たちの話題に出てきて相手をイライラさせる子
逆にそういった話が全く出てこない子に分かれます。

メカニズムは凄く簡単な話で、やたらと子供たちをイライラさせる子は
集団生活の中で必要なルールをわきまえていないのです。
つまり人に対して誠実さが掛けた、デリカシーの無い態度を取っていると言えます。

それらのサインは子供たちから大人に向けて発せられます。
何故かというと、自分たちの代わりに大人が注意してくれると信じているからです。

ルールには様々なものがありますが、子供たちは距離が近い同士なので
お互いが安全に暮らすため以下のようなルールが必要になります。

・最低限のしつけ
・年齢相応のしつけ
・相手に合わせたしつけ

声をかけても返事をしない、目を見て会話ができない、迷惑になることを平気でする、
こういったことがあると相手は不快になります。

単に恥ずかしがっているだけなのか、それともぶしつけなのかは見ればわかります。
そういった相手を不快にさせることが続くということは、同じことを
学校でも行っていると考えて間違いないでしょう。

特定の場所で現象を確認できたということは、同じことを学校でもやっています。
これはイジメの原因になったり、仲間はずれに繋がります。
相手を思いやることは、集団生活においての基本的なルールです、
これを守ることは最低限のしつけと言えるでしょう。

■理解力と価値観が周囲と違うことで問題が発生する

不登校になるケースとして、他の子供たちとの認知の差があります。
皆で何かをするときに役割分担を決めたとして、問題のある子は
全く違う行動をとり始めることがあります。

これは話を聞いていなかったわけではなく、聞いてはいたけれど
理解する方法が違っていた結果です。
一人でいるときにはこういった問題は目立ちません、
しかし集団行動になったとたん「ん?どうした?」と周囲に思われるような、
特異な行動をしてしまいます。

最初のうちは大きな問題になることはありませんし、
本人もそれほど気にすることはないでしょう。
しかし何度も変わったことが起こるようになると、本人も気が付きます。
周囲の反応に気が付いて「変な事をしてしまった?」と不安になります。

こういうことが引き金となって不登校になるケースは多く、
しかもこのタイプの子は学力が高い傾向にあるため、そのアンバランスも
周囲にとっては理解できない原因となります。

このような問題は本人が「自分は皆と少し違うんだ」ということに、
少しでも気が付くことが解決への第一歩となります。
ただ、これに本人が気が付いても、第三者である大人が認知しなければ
解決策を講じていくことができません。

子供と共に行動するなかで、子供の様子を観察することです。
そして周囲とのギャップがあることがわかったら、その差を縮めていく
努力を積み重ねていきましょう。

価値観が違う、理解力が違う、大切だと思うことが違う、
そういったことは個性として理解されなければいけません。
しかし集団生活において足並みを乱すような違いについては、
ある程度是正してあげなければいけないでしょう。
でなければ、自分と他人は違いすぎる、という孤独感に支配されてしまいます。