学校に「行けない」のではなく「いられない」

■学校に行ってほしい、学校に行かせられたくない

親は学校がどんなところか知っています、何故なら
自分も子供のころに学校生活を経験しているからです。
だから尚更学校に行けない理由が理解できず、怠けているのでは?
と思ってしまう親も中にはいます。

つまり学校に行かないだけで、行ってしまえばどうにでもなる
という考えの親が多いのです。
しかし子供が学校でどんな様子なのかを人知れず見ることができたら、
その考えが間違っていることに気が付くでしょう。

行かないのではなく、行けないのだということを悟るはずです。
これに気が付けば、学校に行ってほしいという考え方ではなく
学校にいられるか?という目線で子供を見るようになります。
そうすれば、不登校の原因が驚くほど鮮明に見えるようになってきます。

問題を飛ばして解く
間違ったところを消しゴムで消すのに、他のところも消してしまう
連絡事項をちゃんと伝えない
忘れ物をする
準備ができない
人の話を理解できない

こういったことが学校生活の中で「たまたま」起こるのではなく、
かなり頻繁に起こっていることに気が付きます。
そしてそれが学校生活に支障をきたすほどのレベルであることがわかるでしょう。

それこそが不登校になる原因の一端なのです。
こういった小さなことが積もり積もって、不登校という答えに繋がります。
だから、子供は学校に行けないのではなく、学校にいられないのです。

■自分の子だけじゃなく、同級生を見てみよう

学校にいられるか?という疑問に辿り着いたなら、
別の角度から子供のことを見てみましょう。

不登校児の親の多くは、自分の子供のことは真剣に考えますが
他の子、つまり同級生については目を向けようとしません。
しかし学校にいられるか?という疑問を持ったのであれば、
自分の子だけでは答えにたどり着くことは難しいことに気が付きます。

そこで自分の子は同級生と比べてどこか違う点があるのだろうか?
と想像してみてください。
学力、体力そういった全体で、子供は同級生とどこか違うところがあるはずです。

例えば、他の子はみんな問題を解き終わっているのに、
うちの子だけ解けておらず皆がそれを待っていることが多い。

みんな仲良く友達同士で輪を作って話をしているけれど、
我が子は誰とも輪を作っていない。
もしくは輪を作っていても、どこか話に加わりきれていない。

こういったことを知ることができれば、どうして不登校になったのか
そしてどんな実力を付けてあげる必要があるのかが分かってくるでしょう。
これこそが不登校を解消するために必要な情報なのです。

多くの親が不登校の本質を理解していないから、こじらせてしまい
何年もの時間を無駄にしてしまいます。
自分の子だけを見ていても、答えは見えてきません。
そして子供は自分から何が問題なのかを決して話してはくれません。