付けるべき実力とはどんなものか

■不登校を克服するために必要な実力とは

不登校に向き合うために必要な実力はどのようなものがあるか、
大きく分けると3つあります。
体力、学力、コミュニケーション能力です。
それぞれの実力が伴わないことで、引き起こしてしまう
不登校の原因について見てみましょう。

・体力
すぐに疲れてしまう。
学校に行くだけでヘトヘトになる。
勉強に全然集中できない。
体育の授業はすごくエネルギーを使うので好きじゃない。
疲れている時に友達にちょっかいを出さて腹が立つ。

・学力
成績が思うように行かない。
勉強が難しくなってきた。
時間内に問題が解けない。
宿題が多くて間に合わない。
友だちにバカにされる。
自分の意見は誰も聞いてくれない。

・コミュニケーション能力
誰かと一緒にいると気を使って疲れる。
一人の方が楽。
友達に話しかけても、相手と上手く会話ができない。
どうすれば友達ができるのかわからない。
分かってくれないから、友達はいらない。

このように3つの実力のうちどれかが不足すると、
不登校の引き金となってしまいます。
この3つ以外にも、器用さ、楽しませる力、愛想、笑顔、気遣いなど
様々な実力があります。

これらのうちどこか足りないものがあると、他に優れている部分が
あってもその不足分を補えない状態になります。
実際には補っているのに、足りない部分から受けるマイナスのイヤが
大きく成長しすぎてカバーしきれないのです。

このように考えてみると、子供がどうして不登校になるのか
それが見えてくることでしょう。

■30歳になって初めて不登校の原因が判明するケース

30歳になってから初めて不登校の原因が判明する、
これは珍しい事ではありません、実はよくある現象です。

不登校をこじらせてしまうと何年というスパンで引きこもりが始まり、
それが長引くと何十年も続いてしまいます。
これは第2のイヤの壁ができた後に、第3のイヤの壁が作られて
家族との対話が崩壊してしまうことで起こります。

不登校の原因は、メカニズムを知らなければ分かりにくいものです。
特に周囲に原因があると思い込んでしまうと、問題そのものが
自分の子供にあるとは気が付きません。
ましてや我が子は「カワイイ」のですから、ネガティブな情報は
聞く耳を持たなくなります。

■30歳を超えて初めて原因がわかるのはなぜか

どうして30歳になるまで根本原因に気が付かないのか、
そのメカニズムは次の通りです。

・不登校の原因がわからないまま親子喧嘩を繰り返す
・第2のイヤの壁が高く作られてしまい、追求を諦めてしまう
・時間だけが過ぎて行き、中学卒業を迎える
・学校は卒業すると全く連絡してこなくなる
・そうこうしているうちに、第3のイヤの壁が作られる
・何とかして高校、大学へともがくものの、上手くいかず
・そうこうしているうちに働く年齢になってしまう
・バイトを始めても続かない、できない
・言い合いをする気力もなくなり、第2のイヤの壁は消える
・働かせようという気力もなくなると、第3のイヤの壁の向こうが見える
・そうすると不登校の原因が思ったより単純であることに気が付きます