親は不登校の原因を周囲に求めてしまう

■親は周囲に原因があると思い込んでしまう

子供が学校に行きたくないというと、殆どの親は
何故?どうして?と言った感じで問い詰めます。
子供はハッキリと答えずに、ポツポツと絞り出すかのように
「友だちの…」と言ったり「授業で…」「先生が…」など、
単語で会話をしようとします。

それらの単語は不登校のヒントのように聞こえます。
だからこそ親はその限られたヒントから、真の原因を突き止めようと
想像力を働かせてさらに子供に質問を繰り出します。

そうすると子供は「そうなんだよね、実はこんなことがあってね」
なんて話し出すわけはありません。
むしろ黙ったまま、たまに軽く頷く程度でしょう。

何故言わないのか、それは言いたくないからです。
子供にとって都合の悪いことが含まれていることが多いので、
それを言うと学校に行け!と言われるのが分かっているから言わないのです。
学校を休むだけの正当な理由など、そこにはありません。

逆に親に言えば解決してくれるとなれば、進んで話をします。
大半のケースは親は自分の事を分かってないとして、しゃべってくれません。
むしろ貝になるのです。

■聞きたくない事の先に答えが待っている

子供がヒントのようなことを言ってるのに原因が分からないとなると、
親は何とかしなければ、助けなければ、それが親の責任だからと考えるようになります。
すごく立派な事ですが、先生や子供の友達のお母さんに聞いてみても、
「特に問題がなく良い子ですよ」としか言われないでしょう。

それは否定的な事を伝えると、落ち込んでしまうのではないか?と
心配するからです。
しかし聞きたくない事にこそ、不登校の問題が隠れていることがあります。

ですから「聞く耳」を持ってください。
自分にとって不快に聞こえることでも、話してほしい!とお願いしてください。
そして教えてくれた人には「感謝」を伝えましょう。

■不登校の原因はどこにあるのか?それは学校生活

不登校の原因とは、単純にイヤの壁を作り出しているものです。
それは学校生活の中にこそ存在しています。
学校以外の場所に原因があるなら、学校に行かないわけはありません。

そういった原因については多くが親に話そうとしませんが、
フリースクールの先生などには本音をボロボロと出してきます。
先生に話せば、助けてもらえるかもしれないと思う子もいれば、
黙っていても見抜かれるから隠すだけ無駄だという子もいます。

ではどんなことが不登校の原因となるのか
・勉強が難しいな
・運動が面倒だ、上手くできないな
・授業がかったるい
・勉強なんて意味ないな
・友だちができないな
・宿題がいやだな
・体育の競争で負けた、悔しいな
・毎日面白くない、楽しくない

こんな感じで子供たちは学校に対する不満をぶちまけてきます。

にも拘らず、不登校の原因を「心の問題」としてしまったら、
解決のハードルが一気に上がってしまいます。
つまり「他人には入り込めない領域の問題」となるからです。

不登校はシンプルです、ちょっとしたことがイヤなのです。
それの積み重ね、単にそれだけなのです。

■何がイヤなのかがわかれば後は早い

不登校の原因は他人が理解できないような心の問題ではありません、
ですから何がイヤなのかぼんやりでもわかれば、そこからは
解決に向かう速度が格段に早くなります。

子供は要求されることに対して、自分ができないと分かると
それをイヤの壁にしてしまいます。
ですから、それを解消するためには実力をつけてあげればいいのです。
実力さえあれば失敗する回数もどんどん減って行くからです。