不登校の引き金は子供自身にある

■不登校の原因はイジメ?心の問題?家庭の問題?全部違う

よく教育者が不登校の原因は何だと思いますか?という問いに対して、
「イジメ?心の問題?家庭の問題?」のように質問返しをしてきます。
鋭いところを突いてはいるのですが、どれも違います。

イジメは周りの環境
心の問題は本人
家庭の問題は親

といった感じで、子供を取り巻く全ての環境を網羅しているのは、
さすが教育者だなと感心させられます。
しかし根本原因からは少しずれています。

周りの環境や家庭なども間接的には関係がありますが、
一番大きいのは本人が問題に対してどう捉えているかです。

これを教育者はいわゆる心の問題という言葉で片付けようとしますが、
それだと気持ちがふさぎ込んだことそのものが、不登校の原因である
と言っているようなものです。

問題はそんなふさぎ込んでしまう心を生み出しているモノです。
それが根本的な原因であり、不登校は心の問題ではありません。
イヤという心を生み出すその先を見つけることが、不登校の解決に繋がります。

イジメや家庭の問題、本人の心の弱さだと決めつけてしまうことは、
不登校解決に何ら役に立つものではありません。
もっと些細な事、もっと小さなこと、そういったことの積み重ねが
大きく積もり積もって不登校という結果に繋がっているのです。

■不登校の原因は1つではなく複雑に絡み合っている

不登校の原因は1つに限定できるものではありません。
さまざまな原因が複雑に絡み合うことで、不登校となってしまうのです。

学校では色んな授業があり、それぞれで求められるものは違います。
英語塾であれば、求められるのは英語力だけで授業の時間も1時間程度で、
その時間さえ乗り越えればいいのです。
最悪、教師と折り合いがつかないとか成績が上がらないとなれば、
辞めてしまえばいいのです。

しかし学校はそうではありません。
勉強すべき科目はたくさんあり、それは教科書の世界だけではなく
体を動かしたり歌を歌ったりと多岐にわたります。

たった1つの原因で不登校にならないというのは、学校教育の多様性に
その理由があると言えます。

学校では10のうち1ができても、残り9ができなければ
トータルの成績としては悪い結果となってしまいます。

目に見える原因は人間関係の問題のように見えても、その背景には
人間関係だけではない別の何かが隠れていることもあります。
勉強ができないこと、運動が苦手、音楽が苦手、どう話していいか分からない
そういったことが隠れているのです。

本人はそれでも頑張ろうとします、周りの友達がみんな頑張っているからです。
でもいくら頑張っても上手くいかなければ、イヤの壁が作られていきます。

不登校ではないにしても、イヤの壁を持っている子供は沢山います
そんな小さなイヤの壁を持っている状態で、親がそれを理解してくれないなど
問題の重なりが増えて行き、ある一定の水準を超えてしまうと
コップから溢れる水のように子供は不登校という決断をしてしまいます。