子供自身で「よくなりたい」という気持ちを引き出す

■できないことを無理強いしない、できることを引きだそう

なかなか動いてくれない子供をその気にさせるためには、
褒めたり、なだめたり、すかしたり、おだてたり、叱ったりなど
考えられるあらゆる手段を使うことでしょう。

色々な手を使っても効果を上げられない親御さんは沢山いると思いますが、
そんな親御さんに分かって欲しいのは「親の期待に応えたい」と、
子供は思っているということです。

ではどうして学校に行けないのでしょうか?
それはいたって単純、学校に行きたくない、行くことができないからです。
学校に行けるのであれば、悠々として学校に行くことでしょう。

子供はできることなら、どんなことであってもやってくれます。
子供の考えは「学校は無理、それ以外にできることを言ってほしい」と、
そう思っているのです。

■よくなりたいという気持ちこそが、改善に向けた一歩となる

子供は「親の期待に応えたい」と考えていると言いました、
親の言動に対して少なからず不信感を抱いている子供であっても、
期待に応えたいという気持ちはどこかにあるものです。

子供を動かすためには、自発的に「よくなりたい」という気持ちを
引きだせるかどうかにかかっています。

よくなりたいという気持ちを引き出すのは、親の愛情です。
気持ちを引き出すには親子で探すしかありません、
その気持ちを探しだすことができれば、あとは専門家に任せましょう。
フリースクールを活用するなど、家の中ではない外に出ることを
習慣化することが改善に向けた第一歩となります。

■大事なのは、その時期に得るべき能力を獲得させること

不登校になると学力の差が開いていくことを不安視してしまいます。
しかし同級生との比較はそれほど重要ではありません。

それよりも我が子がその時期にしか得られない能力を、
獲得できるかどうかです。
周囲との比較はあまり意味がありません、何故なら一人の人間としての
脳や体の成長が何よりも大事だからです。

骨格、脳の成長、基礎体力、これらは成長期に基礎が作られます。
特に身長や基礎体力は10代の成長期を逃してしまうと、
その後にどれだけ努力しても成長期のような変化は期待できません。
20歳を超えてからカルシウムを摂取しまくっても、身長は伸びないのです。

■成長=変わること 良くもなるし悪くもなるが可能性は無限大

10代は体の成長だけでなく、脳も成長していきます。
脳の成長とは、物を理解したり覚えたり、社会とのかかわり合いの中で
自分の立ち位置(人付き合い)を構築していくことにあります。

そして生活リズムを構築していくことも10代には重要なことです。
一定の年齢を過ぎてしまうと、その能力の獲得は困難になります。
10代の頃に夜型人間になった人は、成人して働きだしてからも
朝方になるのは難しく夜型の癖を抜けきることは難しくなります。

我が子の今の時期に何を獲得すべきなのか、それを理解してあげましょう。
体のリミットは刻一刻と進んでいきます。

成長の可能性というのは無限大ですが、チャンスはその時その時で
期限が決まっています。
チャンスを逃してしまうと、無限の可能性を引き出すことができなくなるのです。