ちょっと学校に行かせるだけなら直ぐにできる

■子供をその気にさせることは、そんなに難しくない

不登校で悩んでいる親御さんにしてみると驚くかもしれませんが、
子供をその気にさせて学校に行かせるぐらいは簡単にできます。
しかし1日や2日学校に行ったとしても、ずっと学校に行けるかというと
殆どのケースでそれは無理です。

このちょっと行くだけを何度も繰り返すと、子供の傷は深くなります。
それは根本的に本人が何も変わっていない状態で、ちょっと学校に行っても
不登校になった原因となる問題に直面してしまいまた学校を休むようになるからです。

学校に行っては失敗しイヤな思いをするのを繰り返すことで、
子供の自信は失われ、自尊心も自己肯定もできなくなってしまい
くじける心が作られて回復が難しくなります。

■失敗を繰り返させないことで、持続したものとなる

失敗を繰り返すことで、状態が悪化してしまうのは引きこもりと同じです。
外に出て失敗を何度も繰り返せば、外に出たくなくなり引きこもりになりますが、
不登校も同じで何度も学校でイヤな事を繰り返せば症状は酷くなります。

それを回避するためには、まず学校で失敗を繰り返さないように
問題に対して力を付けさせてから次のステップに進むことにあります。

親が説得して学校にちょっとだけ行くことを繰り返すのは、
小学生から中学生に多い傾向にあります。
親としては不登校と闘っているイメージかもしれませんが、
子供にとってはいきなり学校に行くのは凄くストレスになるのです。

心が折れてしまえば、次に動き出すまでに数か月ではなく
1年以上掛かることもあります。
いきなり学校に戻そうとするのではなく、ステップを踏むようにしましょう。

■片手間で不登校を解消できるほど甘いものではない

不登校は片手間では解消できません。
そんな簡単で甘いものではないことを理解してください。

また、子供だけで解決できる問題でもありません。
大人からの大きな助けがあってこそ、解決に向けて動き出せるのです。

父親、母親の考え方が1つになっていることが前提です。
この二人の考え方が違うと、足並みがそろわずに子供を導くことができませんし、
祖父母も同助けに入ればいいのか分からなくなります。

重要なのは
・長引かせない
・しっかり腰を据える
・ネガティブにならない
・子供に自信・実力を付けさせる
・成り行きに任せない

ことです、これを理解した上で子供の人生を導いてあげましょう。

■単に学校に行くことが目的ではない、何を身に着けたかがポイント

不登校の解決は単に学校に行っていればOKではありません。
学校に行っても保健室でぼーっとしていては、何の意味もありませんし
以下のような問題が危惧されます。

・学力が身につかない
・社会生活を送ることで得られる知識、知恵が身につかない
・人と一緒に過ごすことができない
・身体的な健康などを含め、生きていく上で必要なことを身に付けられない

問題は何も身に着けることなく時間だけが過ぎ去っていくことです。
学校に行くことが目的ではありません、何を学ぶのか
それは学校でなくてもできることがあります。
体力を付ける、勉強をする、人と協力する、そういった能力を
高める努力を何もしない時間が何年も続くことが大きな問題なのです。